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「Fuck The TERF」というプラカードについて

『「Fuck The TERF」というプラカードが差別的ではないのか!』といった指摘、問い合わせを頂いていますのでTransgenderJapanの見解をお話ししておきたいとおもいます。

結論から先に言えば全く問題ありません。これは、特定の個人・団体・集団などへの攻撃ではなく『私たちを執拗に差別・排除しようとする思想』だからです。私たちは私たちを社会から排除しようとする行為に抵抗します。また、私たちを排除しようとする行為に抵抗する権利を有しています。

悲しいですが、世界中でTERFというトランスジェンダーという存在すら認めないフェミニストの方々がその言説を広めようと動いています。件のプラカードはそれらの行為や言説に対する抵抗であり、その抵抗をするなというのは私たちの死を意味します。

トランスジェンダー排除言説は、非当事者にとってはたいした事では無いかもしれません。しかし、とくに若年層のトランスジェンダーにとっては、信じられないほどにキツイ状態であり、この言説によって望まぬ死を迎えている人達が少なくない状況なのです。

11月20日は『トランスジェンダー追悼の日』です。私たちはこのような望まぬ死を迎えた多くの人達のことを忘れず、そしてこの状況が少しでも改善されるように活動しています。そのなかで差別に対する抵抗を『差別的である』といった指摘を受けましても困るのです。

解りやすく言います、これは誰かへの差別行為ではありません。

『トランスジェンダー差別に対する抵抗なのです!』

↓は今年のグラストンベリでオリビア・ロドリゴとリリー・アレンが緊急コラボして話題になった『Fuck You』です。トランスマーチ1号車では、第一回に続きことしもこの楽曲を使用させて頂きました。これは全ての差別にNOを言うためであり、私たちを排除する人達への抵抗でもあります。


中絶禁止を合法であるという判決がでたUS連邦最高裁へ向けての緊急コラボ!

TransgenderJapan 一同

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