報告

一部団体によるTGJPに向けた声明について

私どもTransgenderJapan(以下、TGJP)を名宛人に、「性暴力」について現在4団体が声明を発出しています。まず、この問題に対するTGJPの発信が遅くなりましたことをお詫びします。東京トランスマーチの準備に関わってくださっている方々、さらには、トランスマーチを楽しみにして頂いている方々を不安な気持ちにさせてしまい、本当に申し訳ございませんでした。

 声明で指摘されている事態(以下、本件)に関していくつかのご報告がございます。本件はTGJPの活動外での出来事であり、TGJPが組織的に関与した事案ではありません。しかし、当団体のメンバーが関与しているため、TGJPは本件に関する情報を受け取った時点から、当該メンバーのメンバー資格を一時停止したり、被害を訴えておられる方(この方はTGJPメンバーではありません)と話し合いをしたりするなど、できうるかぎりの対応をしてまいりました。一方で、その公開については、プライバシーに深くかかわる問題であるため差し控えてきました。
 
 これらの対応について「甘い」「不十分だ」というご指摘については受け止めつつ、引き続き、本件への対応に取り組んでまいります。また、TGJPはジェンダー平等の実現を理念とする立場から、性暴力の根絶をめざしています。それに向けた学習・実践等の積み重ねも引き続き進めてまいります。

 最後に、東京トランスマーチ2023は11月19日の開催に向けて準備を進めています。本件についての取り組みはまだ道半ばではありますが、これまでの経緯と取り組みをみなさまにお伝えし、その上で、トランスマーチ開催へのご理解とご参加をたまわることができれば幸いです。

2023年10月31日 TransgenderJapan

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